おもしろい話をいっぱい知っていた

歴史家ヘロドトス



 ヘロドトス ( Herodotus 前484頃-? ) といっても高校で世界史をとった人さえ知らない人が多いかもしれない。

 この人は「歴史の父」と言われているギリシャ人で、いまから2500年くらいも前にペルシャ戦争の歴史を書いた人だ。

 ところがこの人の本はおもしろくて、最初に「ペルシャ戦争の起こった原因を書く」と言っていながら、ペルシャ戦争の話はなかなか出てこない。世界史の教科書の最初の方に出てくるあのイオニアの反乱は全9巻のうちでやっと5巻めになってはじめて登場するのだ。

 では、それまでの間に何が書いてあるかって言うと、それはそれはおもしろい話がいっぱい書いてあるのだ。

 それがどういうおもしろさかというと、今いうところのドラマチックな展開のおもしろさだ。世の中はドラマチックな出来事に満ちているということに世界ではじめて気づいたのがこのヘロドトスだと言っていい。このドラマチックというのは、話を読めばすぐ分かることだが、思い上がりは破滅を招くという実に道徳的な考えがもとになっている。それに運命が付け加わって話は思わぬ方向に展開していくのだ。
 
 

その中身をのぞいてみたい人はここをクリック。
(ただし、ここにあるのはrewriteしたもので内容を要約したものだ。そのつもりで読ん欲しい)



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