哀婉(あいえん)美しく悲しいこと
相若く(あいしく)匹敵する 愛著(あいちゃく)愛着 愛重(あいちょう)愛し重んずること。大切にすること 仰のけ(あおのけ)あおむけ 贖う(あがなう)金で罪をつぐなう、代わりのもので埋め合わせる 揚り屋(あがりや)牢屋のこと 幄舎(あくしゃ)テント 齷齪(あくそく)あくせく。小さいことにこだわること 字(あざな)実名のほかの名。あだな 渥い(あつい)手厚い 鍾める(あつめる)集める 宛(あて)割りあてること。〜あたり、〜ずつ 阿諛(あゆ)へつらう、おもねる 安佚(あんいつ)安逸、心配なくのんびりすること 安固(あんこ)不安なくしっかりしていること 晏然(あんぜん)安らかであること 晏息(あんそく)安息 尉(い)炭火の白くなった灰 帷幄(いあく)大将の陣営 怒り毛(いかりげ)猛獣が怒って逆立てた毛 慍る(いかる)怒る 異香(いきょう)すぐれたよいかおり。いこう 畏懼(いく)おびえてびくびくすること 軍(いくさ)戦争 幾十合(いくじゅうごう)何十回の会戦 牲畜(いけにえ)生け贄 威権(いけん)威光と権力 遺孤(いこ)遺児 頤指(いし)あごで使うこと 威重(いじゅう)おごそかで重々しい 異心(いしん)謀反の心。異志。二心 一伍一什(いちごいちじゅう)一部始終 一合(いちごう)一度の戦い 一議(いちぎ)異論 一六勝負(いちろくしょうぶ)ばくち、冒険的なこと 一顆(いっか)一粒 一下(いっか)ひとたび発せられること 一季半季(いっきはんき)一年あるいは半年の短期間の契約で奉公すること 一齣(いっく)一節。一段落 一散(いっさん)一目散 一指を染める(いっしをそめる)その事にわずかながらも関係する 一世(いっせい)当代、当時 一螫(いっせき)一刺し 逸走(いっそう)走って逃げること 一籌を輸す(いっちゅうをゆす、〜しゅす)勝ちを相手に譲る 一頭地を抜く(いっとうちをぬく) 他よりひときわ傑出する 一臂(いっぴ)少しの助力 溢美(いつび)褒めすぎること 一顰一笑(いっぴんいっしょう)顔色、機嫌 佚遊(いつゆう)逸遊、気ままに楽しみ遊ぶこと。遊びにふけること。 佚楽(いつらく)遊び楽しむこと 詐る(いつわる)あざむく、おとしいれる、だます 異図(いと)謀反の心。異心 威迫(いはく)脅迫すること 畏服(いふく)おそれ従うこと。畏伏 以聞(いぶん)奏上・上申すること 今方(いまがた)今し方、少し前 警める(いましめる)用心する、気をつける 陋しい(いやしい)粗悪である、品が悪い 倚頼(いらい)依頼 怡楽(いらく)喜び楽しむこと 威烈(いれつ)勢いのはげしいこと、さかんな威光 印可(いんか)奥義を授かる 淫佚(いんいつ)遊びにふけること 隕星(いんせい)地上に落ちる流れ星 隠遁(いんとん)隠遯、世間から離れてかくれ住むこと 殷富(いんぷ)富み栄えること 音物(いんもつ)おくり物、いんぶつ 宇内(うだい)天下、世界 雨注(うちゅう)矢弾が激しく降り注ぐこと 鬱散(うっさん)気晴らし 蔚然(うつぜん)盛んな様子 鬱悒(うつゆう)心がふさいで憂えるさま 褫う(うばう)官職などを取り上げる 鵜の真似をする烏 分をわきまえず他人の真似をすると失敗すること 裏掻く(うらかく)刀・矢などでものの裏まで突き通す 鱗(うろくず)うろこ、さかな 胡乱(うろん)疑わしいこと。うさんくさいこと 云為(うんい)言うことと行うこと、言行、云々 雲梯(うんてい)城攻のときに使う長いはしご 塋域(えいいき)墓地 穎悟(えいご)すぐれて賢いこと 映発(えいはつ)光や色が映りあうこと 衛戍(えいじゅ)守備、駐屯 疫癘(えきれい)疫病、流行病 悦服(えっぷく)心からよろこんで従うこと 閲歴(えつれき)経歴、履歴 得物(えもの)得意の武器 烟(えん)=煙 讌飲(えんいん)酒盛り、宴飲 煙霞療養(えんかりょうよう)都会を離れて空気の清浄なところで療養すること 掩撃(えんげき)不意に攻撃すること 延見(えんけん)呼び寄せて会うこと。引見。接見 掩護(えんご)敵の攻撃から味方を守ること 掩殺(えんさつ)不意に敵を殺す 偃牀(えんしょう)寝床 烟塵(えんじん)戦場の砂塵。戦乱。煙塵 讌席(えんせき)宴席 宛として(えんとして)さながら。あたかも。ちょうど 怨府(えんぷ)人々の怨みの集まるところ、衆怨の府 厭飽(えんぽう)飽きていやになること 掩有(えんゆう)全部を所有すること 婉容(えんよう)柔和な容貌 燕楽(えんらく)宴楽、酒宴をひらき楽しむこと 淹留(えんりゅう)長い間とどまること 蓊鬱(おううつ)草木がこんもりと茂るようす 殃禍(おうか)わざわい、災難 鏖殺(おうさつ)皆殺しにすること 悪辱(おじょく)汚辱 横議(おうぎ)勝手気ままに議論すること 王嗣(おうし)王の跡継ぎ 鞅掌(おうしょう)忙しく働くこと 横道(おうどう)邪道、不正なやり方 負気なし(おけなし)身のほどをわきまえない 殃禍(おうか)災難 媼(おうな)老女 大束(おおたば)えらそうな態度。大風 大指(おおゆび)おやゆび 御主(おしゅう)ご主人、ご主君 怕れる(おそれる)恐れる 尾筒(おづつ)馬のしっぽの付け根 押取刀(おっとりがたな)刀を差さずに持つこと、取るものも取りあえず 男切れ(おとこぎれ)男のいるわずかなしるし 鈍し(おぞし)のろい、にぶい 御身(おみ)二人称のそなた。おんみ おもがい 馬の頭からくつわにかけて飾りとした組み紐 概(おもむき)様子、趣 叫び(おらび)さけび 御入り(おんいり)御来訪。お越し 怨敵(おんてき)かたき 温言(おんげん)やさしい言葉 温藉(おんしゃ)心広く包容力があってやさしいこと 音問(おんぶん)音信 駭(がい)おどろくこと 鎧(がい)よろい 介意(かいい)意に介する、気にすること 改過(かいか)あやまちをあらためること。まちがいを直すこと 外客(がいかく)外国から来た客、来遊した外国人 開豁(かいかつ)度量の広いこと 街衢(がいく)まち 骸躯(がいく)からだ 回訓(かいくん)海外の全権に対する回答の訓令 戒護(かいご)いましめ守ること 外寇(がいこう)外国から攻め入ってくること。また、その軍勢 潰散(かいさん)戦いに負けて軍勢がちりぢりになること 改刪(かいさん)語句を直すこと 快捷(かいしょう)すばやいこと。敏捷 会商(かいしょう)会談 快心(かいしん)気持が良いこと 戒心(かいしん)用心、警戒 害心(がいしん)他人を害しようとする心 海陬(かいすう)海辺にあるさびしい村 剴切(がいせつ)非常に適切なこと 快戦(かいせん)思う存分に戦うこと 咳嗽(がいそう)せき、しわぶき 戒飭(かいちょく)謹慎させること 快談(かいだん)きもちよい談話。きもちよく話をすること 回天(かいてん)時勢を一変すること。衰えた勢いをもりかえすこと 駭魄(がいはく)驚くこと。びっくりすること 潰乱(かいらん)くずれ乱れること 解纜(かいらん)とも綱をとくこと。ふなで。 瑰麗(かいれい)すぐれてきれいなこと 踵(かかと)きびす 峩冠(がかん)高いかんむり 掻き繕う(かきつくろう)繕う、直す、整える 墻に鬩ぐ(かきにせめぐ)内輪喧嘩をすること 駕御(がぎょ)人を思いのままに使うこと 愕(がく)おどろく 赫奕(かくえき)ひかりかがやくさま。かくやく 恪守(かくしゅ)つつしんで守ること 鶴首(かくしゅ)首を伸ばして待ちわびること 角す(かくす)比べる 廓清(かくせい)清めること、粛清 赫灼(かくしゃく)光り輝かすこと 角声(かくせい)軍中で用いる角笛の音 角逐(かくちく)互いに争うこと 嚇怒(かくど)激怒 擱筆(かくひつ)筆をおく 赫奕(かくやく)光り輝くさま 罅隙(かげき)ひび、われめ 駆け散らす(かけちらす)馬を走らせて敵などを追い散らす 果決(かけつ)思いきりが良いこと 襲(かさね)ひとそろいの着物 華奢(かしゃ)はなやかにおごること。はでに暮らすこと 火定(かじょう)仏教の信者が火の中に身を投じて死ぬこと 禍心(かしん)わざわいを加えようとする心 数(かず)道理、定め、成り行き 形代(かたしろ)祭りの時、神霊の代わりに据える人形 贏ちえる(かちえる)努力して手に入れる 贏つ(かつ)勝つ 濶(かつ)ひろいこと。大きいこと 赫赫(かっかく)功名などが人にすぐれているさま 恪勤(かっきん)怠らずつとめること、かくごん 合従(がっしょう)国と国との同盟 豁然(かつぜん)うちひらけたさま 合壁(かっぺき)壁ひとつへだてた隣り同士 豁達(かったつ)度量がひろく物事にこだわらぬこと、闊達 廉(かど)事項、理由 臥榻(がとう)寝台、ベッド 金轡(かなぐつわ)わいろ、口止め料 下付(かふ)役所から人民へさげわたすこと 家扶(かふ)家令をたすけ家務・会計をつかさどったもの 下風(かふう)他人の勢力下。低い地位 壁訴訟(かべそしょう)一人でつぶやくこと、遠回しに当てこすること 苛辣(からつ)きびしいこと、苛烈 駆り催す(かりもよおす)催促して諸方からかり集める。寄せ集める 苅る(かる)刈る 躱す(かわす)さける 渝る(かわる)変わる 駕を枉げる(がをまげる)来訪することの敬語表現 灌(かん)酒を地にそそいで神をまねく。また、その儀式 款を通ず(かんをつうず)敵に内通する、つしみを結ぶ 敢為(かんい)物事を押し切って行うこと 感孚(かんう)感じはぐくむ 閑雲野鶴(かんうんやかく)悠々自適 看過(かんか)見落とし 寛仮(かんか)寛大に扱ってとがめだてしないこと 干戈(かんか)たてとほこ 轗軻(かんか)好機にめぐまれず志を得ぬこと 鑑戒(かんかい)いましめとすべき手本 官衙(かんが)官庁、国政を行う施設 扞格(かんかく)互いに拒みあうこと、くいちがい 侃諤(かんがく)剛直で言を曲げないこと 寛闊(かんかつ)伊達なこと、外見を飾ること、寛大 間居(かんきょ)閑居 環境(かんきょう)周囲をとりかこむ境界 艱険(かんけん)悩みと苦しみ 甘言(かんげん)相手の気にいるように巧みにいう言葉 寛厚(かんこう)心がゆったりしていて温厚なこと 冠者(かんじゃ)元服を終えた若者 姦邪(かんじゃ)よこしま、不正 疳積(かんしゃく)癇癪 看取(かんしゅ)見て知ること 勧請(かんじょう)神仏の分霊を他の場所に移しまつること 甘心(かんしん)満足すること。納得すること。よしとすること、かんじん 鹹水(かんすい)塩分を含んだ水 喊声(かんせい)吶喊(とつかん)の声。ときの声 勧説(かんせつ)説きすすめること、かんぜい 冠絶(かんぜつ)郡を抜いて優れていること 諌諍(かんそう)いさめ争う 酣戦(かんせん)戦いの真っ最中であること 間然(かんぜん) かれこれ言われるすきまのあるさま 緩怠(かんたい)不作法、失礼 甘諾(かんだく)快く承諾する 簡短(かんたん)手短なこと 戡定(かんてい)敵に勝って乱を平定すること 寛典(かんてん)寛大な処置 駻突(かんとつ)荒馬 奸佞(かんねい)心がゆがんでいること 感佩(かんぱい)かたじけなく心に感ずること 渙発(かんぱつ)詔勅を広く発布すること 悍婦(かんぷ)気のあらい女 冠冕(かんべん)かんむり。首位。第一等 顔貌(がんぼう)かおかたち 寛猛(かんもう)ゆるやかなことときびしいこと。寛厳 干与(かんよ)関与 奇禍(きか)思い掛けない災難 飢渇(きかつ)飢えと渇き 巍岩(ぎがん)高い岩 崎嶇(きく)山路の険しいさま 疑惧(ぎぐ)疑懼、疑い恐れること 鞠問(きくもん)罪を問いただすこと 奇警(きけい)すぐれて賢いこと 利け者(きけもの)腕利きの者。はばをきかせている者 詭言(きげん)うそ、偽り 旗鼓(きこ)軍隊のこと 奇巧(きこう)珍しくて上手なこと、珍しい細工 機巧(きこう)才知 奇捷(きしょう)思い掛けない勝ち 気象(きしょう)気性 奇瑞(きずい)不思議 驥足(きそく)駿馬、才能のこと 妓女(ぎじょ)あそびめ、芸妓 儀仗(ぎじょう)貴人を警護する兵隊 貴縉(きしん)身分の高い人、貴紳 擬する(ぎする)或る物を他の物にあてがう、さしあてる。予定する 鞠躬如(きっきゅうじょ)身をかがめて恐れつつしんでいるようす 拮据(きっきょ)忙しく働くこと、仕事に骨折ること 譎詐(きっさ)いつわりたばかること、ぺてん、けっさ 詰責(きっせき)問いつめて責めること 器度(きど)度量 羈絆(きはん)束縛 驥尾に付す(きびにふす)優れた人の後に付いていくこと 儀表(ぎひょう)手本、模範 肌膚(きふ)はだ。はだえ。皮膚 奇聞(きぶん)めずらしいうわさ、奇談 機鋒(きほう)矛先 気保養(きほよう)気晴らし、心の保養 欺罔(きもう)あざむくこと 鬼面人を嚇す(きめんひとをおどす)恐ろしい見せかけで人を嚇す 客気(きゃっき)血気 虚器(きょき)名ばかりで中身のないもの、無用の道具 虐遇(ぎゃくぐう)むごい取り扱いをすること。虐待 逆撃(ぎゃくげき)攻撃してきた敵をむかえうつこと 虐政(ぎゃくせい)人民を苦しめる悪い政治 逆睹(ぎゃくと) 物事の結末をあらかじめ見てとること、先見、げきと、逆覩 覬覦(きゆ)身分不相応なものを狙うこと 嬉遊(きゆう)たのしみ遊ぶこと 赳赳(きゅうきゅう)筋肉がひきしまって強いさま 躬行(きゅうこう)自らおこなう 急行軍(きゅうこうぐん)短時間に目的地に達するため、速さを増し休憩を減らしてする行軍 救恤(きゅうじゅつ)困った人を救うこと 休神(きゅうしん)心を休めること。安心すること 九仞の功を一簣に欠く(きゅうじんのこうをいっきにかく)多年の労苦が一つの過失にために無に帰すこと 休戚(きゅうせき)喜びと悲しみ。幸福と不幸 翕然(きゅうぜん)一致すること、集まること 休徴(きゅうちょう)めでたいしるし、吉兆 窮厄(きゅうやく)苦しみ困ること、不遇、貧窮 給養(きゅうよう)物を与えて養うこと、衣服や金銭を支給すること 享(きょう)受けとること 強記(きょうき)記憶力が良いこと 恟恟(きょうきょう)恐れおののくこと 洶洶(きょうきょう)人心の落ち着かないさま 匡救(きょうきゅう)悪を正し危険から救う 兇険(きょうけん)凶険、心の荒々しくけわしいこと 向後(きょうこう)今から後。今後。将来 驕傲(きょうごう)おごりたかぶること 教書(きょうしょ)命令書 胸牆(きょうしょう)土を胸の高さに積み上げて敵の攻撃を防ぐもの 強請(きょうせい)無理に頼むこと、ゆすり 嚮導(きょうどう)先に立って導くこと。案内人 凝念(ぎょうねん)思いをこらすこと 狂飆(きょうひょう)狂ったつむじ風 翹望(ぎょうぼう)首を伸ばして待ち望む、翹首、鶴首 驍勇(ぎょうゆう)勇猛 享用(きょうよう)受け入れ用いること 洶湧(きょうよう)洶涌、波がわきたつさま 炬火(きょか)たいまつの火 曲事(きょくじ)法に違反すること 跼蹐(きょくせき)跼天蹐地の略、天にせぐくまり地に抜き足する、肩身が狭いこと 局量(きょくりょう)人を容れる度量、襟度 拒守(きょしゅ)防ぎ守ること 居常(きょじょう)つねひごろ 遽然(きょぜん)にわかなさま。あわてるさま 巨多(きょた)非常に多い 居中(きょちゅう)両者の中間に立つこと 居中調停(きょちゅうちょうてい)第三国が紛争当事国の間に立って平和的解決をはかること。仲介 巨擘(きょはく)多くの人の中にあって特にすぐれて目立つ人。巨頭 狂怒(きょうど)荒狂ふこと 切れ離れ(きれはなれ)金ばなれ、気前 揆を一にす(きをいつにす)軌を一にす、行き方が同じである 禁厭(きんえん)まじない、病気や災害を防ぐ方法 饉餓(きんが)餓えること、ひもじいこと 窘窮(きんきゅう)苦しみ行き詰まる 欽仰(きんぎょう)うやまいあおぐ 僅々(きんきん)わずか 琴酒(きんしゅ)琴をかなで酒を飲む 焮衝(きんしょう)炎症 均霑(きんてん)各人が平等に利益を得ること 金幣(きんぺい)金貨 欽慕(きんぼ)敬い慕うこと、仰慕 空過(くうか)むなしくすごす 公宴(くえん)朝廷で行われる宴会 苦害(くがい)不幸 躯幹(くかん)体格 区々(くく)小さくてとるに足りないさま 公事(くじ)訴え、訴訟 懼然(くぜん)おどおどするさま 件の(くだんの) いつものきまりの。ここでは単に「その」という意味で使われている 口強い(くちごわい)性質が荒く慣れていない馬の形容 口前(くちまえ)はなしぶり 掘鑿(くっさく)掘削 掘起(くっき)急に起こり立つ、ひときわ目立ってそびえていること 究竟(くっきょう)きわめて都合のよいこと 供奉(ぐぶ)随行員 鞍壷(くらつぼ)鞍の腰を置くところ 捃摭(くんせき) 多くのものの中から拾い集める 軍容(ぐんよう)武装、軍陣配置 頃(けい)面積の単位(182アール) 卿(けい、きょう、おんみ)第二人称、君が臣を呼ぶ称、同位者間・夫婦の呼称、 謦咳に接する(けいがいにせっする)お目にかかる 景気(けいき)様子 軽舸(けいか)船足の速い船 煢煢(けいけい)孤独なさま。頼るところのないさま 頃刻(けいこく)わずかな時間 頃日(けいじつ)このごろ、近ごろ 頃者(けいしゃ)このごろ。近ごろ 卿相(けいしょう)天子をたすけて政治をとる人々 軽進(けいしん)軽々しく進むこと 煢然(けいぜん)ひとりぼっちであること 繋争(けいそう)係争、争い 勁直(けいちょく)剛直 勁敵(けいてき)強敵 警蹕(けいひつ)身分の高い人の通行のとき、先払いの人が声をかけて人々を静めること 恵与(けいよ)恵贈、ものを送られることの敬称 檄(げき)招集の文書 隙(げき)不和。仲たがい 撃攘(げきじょう)打って追い払うこと 激成(げきせい)はげしいものにすること。一層はげしくすること 激発(げきはつ)目につくようなことをして人を驚かすこと 怪訝(けげん)不思議でわけが分からないこと 下知(げじ、げち)下の者に指図をすること。命令 銷す(けす)消す 懈怠(けたい・かいたい)怠けること 欠虧(けっき)虧欠、欠損、完全でないこと、不足 険隘(けんあい)けわしくせまいこと 顕位(けんい)高い位 懸河の弁(けんがのべん)勢いよくよどみのない弁舌 軒騎(けんき)車に乗った人と馬に乗った人 衒気(げんき)ひけらかして自慢する気持 懸軍(けんぐん)遠く敵地に侵入すること 堅固(けんご)堅いこと、まったく、必ず 権衡(けんこう)つりあい 剣戟(けんげき)つるぎとほこ、武器 喧喧(けんけん)やかましいさま 蹇蹇(けんけん)臣下が君主に忠誠を尽すこと、悩み苦しむさま 眷顧(けんこ)ひいき、愛顧 軒昂(けんこう)高く上がること、奮い立つこと 喧囂(けんごう)やかましいこと 厳刻(げんこく)むごいほどきびしいさま、厳酷 現在の(げんざいの)まぎれもない 眷族(けんぞく)親族、配下 軒輊(けんち)高低、優劣 逕庭(けいてい)隔たり 甄別(けんべつ)区別 泫然(げんぜん)涙を流して泣くさま 倦憊(けんぱい)飽きて疲れること 険要(けんよう)地勢がけわしく敵を防ぐのに都合がよいこと 眷恋(けんれん)恋い焦がれること 牽連(けんれん)連なること、親類関係 権略(けんりゃく)はかりごと、権謀 剣を按ず(けんをあんず)剣をまさに抜こうとする 絳(こう)濃い赤、深紅 盒(ごう)ふたもの、鉢、皿 合囲(ごうい)まわりをとり囲むこと 講筵(こうえん)書物の講義をする席 功過(こうか)功労と過失 劫火(ごうか)世界を焼き尽くす大火事 耿介(こうかい)徳が光って偉大である、節操を固く守ること 狡獪(こうかい)狡猾 高会(こうかい)盛大な会合 慷慨(こうがい)正義にもとることを憤ること 磽埆(こうかく、ぎょうかく)石の多いやせ地 攻陥(こうかん)攻めて陥れる 購求(こうきゅう)買い求めること 溝渠(こうきょ)給水または排水のため水を通ずるように掘ったもの。みぞ 豪侠(ごうきょう)男気のあること 紅閨(こうけい)赤く塗り飾った部屋、女の部屋、寝室 |
肯綮にあたる(こうけいにあたる)急所をついている
傲語(ごうご)偉ぶって言う、豪語 黄口(こうこう)黄色い口先、こども、未熟者 鴻功(こうこう)大きなてがら 囂々(ごうごう)騒がしいこと 嗷嗷(ごうごう)やかましく叫ぶ声、多くの人が心配して騒ぐ声 後昆(こうこん)後世の人 弘済(こうさい)ひろく世の中の人を救い助ける 曠日弥久(こうじつびきゅう)無駄に手間取ること 公主(こうしゅ)天子の娘。皇女 工人(こうじん)職人。労働者 鴻図(こうず)大きなはかりごと 交綏(こうすい)両軍ともに退くこと 控制(こうせい)ひきとどめて自由にさせないこと 倥偬(こうそう)忙しくあわただしいこと 行蔵(こうぞう)出処進退 荒怠(こうたい)なまけること 荒誕(こうたん)でたらめなこと 浩嘆(こうたん)大いになげくこと 高調(こうちょう)力説すること 恰適(こうてき)好適 抗敵(こうてき)張り合う、対抗する 皇天(こうてん)天をつかさどる神 豪宕(ごうとう)気性が雄大で小事にかかわらないこと。豪放 公盗(こうとう)官公吏が地位を利用して私利をはかること 狡兎死走狗烹(こうとししてそうくにらる)利用されただけで捨てられること 向背(こうはい)従うのか背くのか 攻伐(こうばつ)攻めうつこと 黄白(こうはく)金銭 高風(こうふう)気高い人格 剛愎(ごうふく)強情でひねくれていること、片意地 降兵(こうへい)降伏した兵 絳袍(こうほう)赤い綿入れ 荒亡(こうぼう)狩猟・酒色などの楽しみにふけること 広袤(こうぼう)面積 豪邁(ごうまい)気性が強く衆にすぐれていること 劫掠(こうりゃく・ごうりゃく)おびやかして奪い取る 伉儷(こうれい)夫婦 古往今来(こおうこんらい)昔から今まで。古今 孤往(こおう)同伴者を連れずに、ひとりで行く 狐疑(こぎ)疑い深く決断しないこと 国人(こくじん)国民 刻薄(こくはく)冷酷 国帑(こくど)国家の財産 獄道(ごくどう)極道 克復(こくふく)戦いに勝って元の状態に戻ること 国手(こくしゅ)名医 肉袒(にくたん)はだぬぎになって上体をあらわす。服従・降服・謝罪などの意思表示として行う 国歩(こくほ)国家の運命 古諺(こげん)昔のことわざ 股肱(ここう)頼みとする家来 ござんなれ さあ来い 心付く(こころづく)気付く 痼疾(こしつ)持病 扈従(こしょう)つき従うこと。また、その人 孤峭(こしょう)気難しく超然としていること ご自愛至嘱(ごじあいいたされたく) 固疾(こしつ)長い間治らない病気、痼疾 期す(ごす)覚悟する 御前体(ごぜんてい)ご主人様、貴人の敬称 鼓譟(こそう)戦場で太鼓を打ち鳴らし、ときの声をあげること 後詰め(ごづめ)応援のため後方にひかえている軍勢 顧望(こぼう)ふりむいて見ること、あちこち見回すこと 小者(こもの)身分の低い使用人、下男 誇耀(こよう)見せびらかすこと 袞衣(こんい)竜の縫い取りのある天子の礼服 渾円(こんえん)まんまるで角がないこと 閫外(こんがい)国外 金剛不壊(こんごうふえ)金剛のように堅固で破壊しないこと 渾然(こんぜん)融合していること 閫内(こんない)国内 懇篤(こんとく)ねんごろである、ていねいである 昏乱(こんらん)心がくらみ、分別がなくなること 才華(さいか)華やかな才能 斎戒(さいかい)清め 際涯(さいがい)果て 才芸(さいげい)材芸。持ってうまれた才能と、習得して身につけた技芸。 猜忌(さいき)ねたみ嫌うこと 蕞爾(さいじ)ちいさいこと 斎女(さいじょ)神に仕える未婚の処女。いつきめ 儕輩(さいはい)仲間 裁兵(さいへい)兵を減らすこと 采地(さいち)領地 在朝(ざいちょう)官職に就いていること⇔在野 財帑(ざいど)金庫 災阨(さいやく)災厄、災難 采邑(さいゆう)領地 逆落し(さかおとし)絶壁などを落ちるように下ること 逆茂木(さかもぎ)敵の侵入を防ぐために、とげのある枝を外の方に向けて結んだ柵 熾ん(さかん)盛ん 先潜り(さきくぐり)先まわりしてこっそり物事をすること。さきまわり 錯愕(さくがく)あわて驚く、うろたえる 嘖々(さくさく)口々にうわさする、ほめそやす様子 策戦(さくせん)作戦 索然(さくぜん)散らばる様子、おもむきのない様子 差遣(さけん)派遣 些々(ささ)取るに足らないこと 差し向き(さしむき)さしあたり 嗟歎(さたん)なげくこと 作興(さっこう)心を奮い立たせること 雑鬧(ざっとう)騒がしくこみあうこと。雑踏。雑沓 雑駁(ざっぱく)雑然としていてまとまりがないこと 殺戮(さつりく)むごたらしく殺すこと 詐謀(さぼう)詐術 斬獲(ざんかく)敵をきり殺したり、生け捕りにしたりすること 讚仰(さんぎょう)鑽仰の誤用、ほめたたえること 参向(さんこう)おもむくこと 嶄然(ざんぜん)ひときわ抜きん出ていること 惨然(さんぜん)いたましいさま。うれいいたむさま 山巓(さんてん)山のいただき。山頂 算無し(さんなし)計算しきれない。極めて多い 讒誣(ざんぶ)事実とは違う悪口を言って他人を陥れること。讒謗 残暴(ざんぼう)むごくて荒々しいこと 山雨来らんと欲して風楼に満つ(さんうきたらんとほっしてふうろうにみつ)変事の前の情勢の穏やかでないさま 弑逆(しいぎゃく)主君や父を殺す大罪 誣いる(しいる)無いものをあるように言う、悪口を言う 識量(しきりょう)識見と度量 賜暇(しか)休暇を賜ること 思議(しぎ)考えめぐらすこと 志業(しぎょう)ころざしている事業 舳艫(じくろ)舟の前と後ろ 使君(しくん)勅使のこと 耳語(じご)相手の耳もとでささやくこと 伺候(しこう)貴人のもとに参上してご機嫌伺いをすること 自刃(じじん)刀剣で自殺すること、自尽 時人(じじん)当時の人々 矢石(しせき)矢と弩(いしゆみ)の弾石、やだま 咫尺(しせき)極めて近いこと、貴人などに接近すること 士卒(しそつ)将校・下士官と、兵卒の総称。軍人 使嗾(しそう)そそのかすこと 慕う(したう)あとを追って行く 輜重(しちょう)軍隊の荷物 嫉悪(しつお)ひどくにくみきらう 膝下(しっか)父母のひざもと、親のそば 実験(じっけん)実際に体験する 疾呼(しっこ)忙しく呼ぶこと、あわただしく呼ぶこと 叱斥(しっせき)しかってしりぞける 櫛比(しっぴ)櫛の歯のようにほとんど隙間なく並んでいること 自適(じてき)自分の心のままに楽しむこと 祠堂(しどう)先祖の霊を祭ったところ、やしろ しなしたり 失敗した、やりそこなった 死花(しにばな)死後の誉れ 師傅(しふ)守り役 自刎(じふん)自分で自分の首をはねて死ぬこと 駟馬(しば)四頭の馬 時弊(じへい)その時代の弊害・悪習 辞柄(じへい)話の材料、話柄 駟も及ばず(しもおよばず)一旦しゃべったことは取り返しがつかないこと 藉口(しゃこう)事にかこつけて言いわけをすること 洒然(しゃぜん)さっぱりとあかぬけしたさま 借問(しゃもん)ちょっと問う、仮に問う、しゃくもん 什一(じゅういち)十分の一 舟楫(しゅうしゅう)舟を進め物を運ぶこと 戎馬(じゅうば)武器と軍馬、戦争 周密(しゅうみつ)細かな点にまで注意が行き届いているさま 殊遇(しゅぐう)特別待遇 夙成(しゅくせい)早熟 手交(しゅこう)手わたすこと 殊死(しゅし)命がけになる、必死になる 侏儒(しゅじゅ)俳優、役者、こびと 這個(しゃこ)この、これ、這般 這般(しゃはん)このような 需品(じゅひん)必要な品物。必需品 崇厳(しゅうげん)尊く厳かなこと 衆賓(しゅうひん)多くの客 手翰(しゅかん)自筆の手紙 出頭(しゅっとう)政治上の任務の要路にある者 雋鋭(しゅんえい)すぐれていること 峻拒(しゅんきょ)きっぱり断ること 峻刻(しゅんこく)無慈悲に厳格なこと 諄諄(じゅん‐じゅん)ていねいに繰り返し教えいましめるさま 準縄(じゅんじょう)基準 馴致(じゅんち)慣れなじむようにすること 蠢動(しゅんどう)騒ぎ動いて乱をなす、策謀 閏余(じゅんよ)実際の一年の日時が、暦の上の一年より余分にあること 初一念(しょいちねん)初志 仕様(しよう)やりかた、方法 鍾愛(しょうあい)非常に愛すること 承引(しょういん)承知し引き受けること。承諾 障礙(しょうがい)障害、障碍 衝角(しょうかく)敵船に衝突して穴をあけるために艦首の水線下に突出させた角状の物 銷閑(しょうかん)暇つぶし 牀几(しょうぎ)腰掛け 小故(しょうこ)小さい事柄 招降(しょうこう)敵をさとして降参させること 定業(じょうごう)苦楽の果報を受けることが決定している業 賞賜(しょうし)ほめて物を賜ること 情史(じょうし)男女の情愛に関する記録 饒侈(じょうし)あり余るほどあること 蕭条(しょうじょう)ものさびしいさま 霄壌(しょうじょう)天と地 猩猩(しょうじょう)髪が長く赤い人面でサケを好む想像上のサル、大酒のみ 猩猩緋(しょうじょうひ)黒みを帯びた深紅 精舎(しょうじゃ)寺院 将星(しょうせい)将軍のこと 悚然(しょうぜん)恐れて立ちすくむさま。竦然 饒多(じょうた)豊かで多いこと 哨隊(しょうたい)見張りの部隊 情調(じょうちょう)感情 聳動(しょうどう)驚く、驚かす 衝にあたる(しょうにあたる)重要な任務を担当する 城府(じょうふ)を設けず 人に対して隔てなく打ち解けることにいう 捷報(しょうほう)戦いに勝った知らせ 慴伏(しょうふく)恐れて屈服する 燮理(しょうり)国政をきりもりすること 慫慂(しょうよう)勧めること 従容(しょうよう)ゆったりと落ち着いているさま 倡佯(しょうよう)さまようこと、 上臈(じょうろう)身分の高い婦人 将略(しょうりゃく)将軍としての計略 商量(しょうりょう)思い計ること 庶幾(しょき)希望する 食言(しょくげん)うそをつくこと 徐々(じょじょ)そろそろと 書信(しょしん)手紙 除斥(じょせき)押しのける。退けて除く 刺を通ず(しをつうず)名刺を差し出して面会を求める 神(しん)こころ、精神 讖(しん)予言 人烟(じんえん)人煙、人家 燼灰(じんかい)燃え残りと灰、灰燼 宸翰(しんかん)天子の直筆の文書 神気(しんき)気力、精神 真箇(しんこ)真個、まことの 身後(しんご)死後 心魂に徹する(しんこんにてっする)深く心にしみ込む 人士(じんし)教育や地位のある人、世間の人々 親昵(しんじつ)親しみなじむこと 親炙(しんしゃ)親しく接してその感化を受けること 震慴(しんしょう)ふるえおそれること 臣妾(しんしょう)家来とそばめ 賑恤(しんじゅつ)ほどこし 心緒(しんしょ)しんちょ、気持 神色自若(しんしょくじじゃく)物に動じて顔色を変えたりしないこと 縉紳(しんしん)官位の高い人 尽瘁(じんすい)苦労し努力すること 神饌(しんせん)神に供える飲食物 荏苒(じんぜん)物事が延び延びになること 震盪(しんとう)激しく振り動かすこと 讖文(しんもん、しんぶん)予言を記した文書 榛蕪(しんぶ)雑木・雑草が生い茂ること 推参(すいさん)無礼 水師(すいし)水上で戦う軍隊。水軍 随身(ずいしん)身辺に付き従うこと 翠帳(すいちょう)カワセミの羽で飾ったとばり、婦人の寝室のこと 推輓(すいばん)推薦 推服(すいふく)心服 翠緑(すいりょく)みどりいろ 季子(すえこ)末子 罅(すき)すき間 侑める(すすめる)勧める 捨て鞭(すてむち)馬に乗って駆け去るとき馬の尻を鞭打つこと 驚破(すわ)物ごとに驚いて発する言葉 寸裂(すんれつ)ずたずたに裂くこと 制遏(せいあつ)制圧 靖安(せいあん)安んじおさめる 盛筵(せいえん)盛宴、盛んな宴会 声価(せいか)世間の評価。名声 説客(ぜいかく)遊説する人 旌旗(せいき)はた 生擒(せいきん)生け捕り 隻語(せきご)隻言、隻句、片言 清雅(せいが)秀麗、上品 清興(せいきょう)清らかで風流な興味や楽しみ、また遊びの敬語 声言(せいげん)言いふらすこと。声明 聖篝(せいこう)聖なるかがり火 征行(せいこう)征伐に行くこと。出征 青史(せいし)歴史 世子(せいし)世嗣、あとつぎ 政戦(せいせん)政治上のあらそい。政争 請託(せいたく)願い頼むこと、情実による依頼 靖定(せいてい)平定、鎮定、靖安 脆美(ぜいび)柔らかくておいしいこと 清福(せいふく)清らかな幸福、精神上の幸福 勢望(せいぼう)勢力と人望 声誉(せいよ)名声 勢利(せいり)権勢と財利。また、それらに走る行動 世運(せうん)世の中のなりゆき 隻影(せきえい)ただ一つのかげ、一つの姿。片影 積弱(せきじゃく)次第に弱ること 隻手(せきしゅ)片手、独力の意 籍甚(せきじん)有名なこと 赤心を推して人の腹中に置く(せきしんをおしてひとのふくちゅうにおく)真心で人に接すること 石脳油(せきのうゆ)石油 石婦(せきふ)子を生まない女。うまずめ 責問(せきもん)きびしく聞き正すこと 節鉞(せつえつ)天子から出征の将軍に下賜した標識つきのまさかり、リクトルが持つファスケス 切諌(せっかん)強く諌めること 切言(せつげん)心をこめ、言葉をつくして相手のために言うこと 竊取(せっしゅ)盗み取ること 接受(せつじゅ)受けとること 褻涜(せっとく)けがれること 節抑(せつよく)ほどほどにして控える 逼る(せまる)迫る 詮(せん)すべ、しるし 瞻仰(せんぎょう)せんごう。あおぎ見ること、敬い慕うこと 詮考(せんこう)選考すること 専恣(せんし)わがまま 潜思(せんし)心静かに打ち込んで考える 専恣刻癘(せんしこくれい)わがままで冷酷なこと 芟除(せんじょ)刈りのぞく 戦捷(せんしょう)戦勝 先蹤(せんしょう)先例 僭上(せんじょう)身分を越えておごりたかぶること 千辛万苦(せんしんばんく)さまざまな苦労 閃閃(せんせん)きらきらひらめく様子 遷善(せんぜん)悪を改めて善にうつること 前表(ぜんぴょう)前兆、先表 先鞭をつける(せんべん)先手をうつ 戦袍(せんぽう)陣羽織、軍服 煽揚(せんよう)人の仁愛の徳など、よいことをあおり高める、扇揚 選を殊にする(せんをことにする)別の部類に属する 相恩(そうおん)代々の受け継ぐ恩義 躁急(そうきゅう)いらだちせわしいこと 倉皇(そうこう)あわてること 雑言(ぞうごん)悪口、非難 操持(そうじ)変わらないこと 憎嫉(ぞうしつ) 憎疾、にくみねたむ 奏者(そうしゃ)天子に奏上する人、取り次ぎ 操守(そうしゅ)しっかりしたみさお 簇出(そうしゅつ)むらがり出ること 喪神(そうしん)失神すること 蒼生(そうせい)蒼民、人民、あおひとぐさ 匆々(そうそう)早々 倉卒(そうそつ)あわてること 争覇戦(そうはせん)覇者となる争い 糟粕(そうはく)つまらないもの、残りかす 遭逢(そうほう)遭遇 蒼冥(そうめい)あおうなばら、蒼海、滄溟 剿滅(そうめつ)すっかりほろぼしてしまうこと、掃滅 槽櫪(そうれき)馬のかいばおけ 蹌踉(そうろう)足どりがふらつくさま。よろめくさま 族誅(ぞくちゅう)族殺、一人の罪で父母・妻・子を殺すこと、一族全部を殺すこと 沮止(そし)阻止 素志(そし)日ごろの志 礎地(そじ)基礎 沮洳(そじょ)湿気の多い土地。沮如 沮喪(そそう)くじけること 足下(そっか)同等の人を尊敬していう対称の代名詞 尊栄(そんえい)身分がとうとくて栄える 村荘(そんそう)いなかにある別荘。村墅(そんしょう) 退嬰(たいえい)あとへひくこと。しりごみすること 大厦(たいか)大きな建物 大義親を滅す(たいぎしんをめっす)大きな道義のために私情を捨てること 対手(たいしゅ)相手 退譲(たいじょう)謙退、謙譲。 退身(たいしん)官途から身をひくこと。致仕 大歳(たいさい)木星のこと 大觴(だいしょう)大きな盃 大膳(だいぜん)諸国からの進物および臣下に賜う料理の事をつかさどる仕事 大度(たいど)大きな度量 大破に及ぶ(たいはにおよぶ)ひどくこわれる 大旆(たいはい)大きな軍旗 太傅(たいふ)天子を助けまつりごとを行う役人 大部(たいぶ)大部分 大腹中(だいふくちゅう)度量の大きいこと 大名(たいめい)名声 頽齢(たいれい)老齢 斃す(たおす)倒す 仆す(たおす)倒す 舵機(だき)操舵機、船のかじ 卓然(たくぜん)高くぬけ出ているさま。きわだってすぐれているさま 踔歯濫ュ(たくれいふうはつ)大いに雄弁なこと 闌ける(たける)たけなわになる、末になる 懦弱(だじゃく)意気地がないこと、惰弱 叩く(たたく) 質問する 但しは(ただしは)あるいは。それとも 惟命是聴(ただめいにこれきく)なにごともただ命令のまま従う 脱営(だつえい)兵士が営舎を脱け出して逃げること 立者(たてもの)仲間の中のあたまかぶ。一団の中で最も尊敬されている人 樹てる(たてる)立てる 玉無し(たまなし)ものごとをぶちこわしにすること。だいなしにすること 堕了(だりょう) 墮しおわること 誰人(たれのひと)どんな人でも 譚(たん)はなし、物語 断金(だんきん)金属を断ち切るほど固い友情 端厳(たんげん)端正厳格、正しく厳しい 箪食壷漿(たんしこしょう)飲食物を用意して軍隊を歓迎すること 端粛(たんしゅく)姿かたち・言動などが正しく整っていて、おごそかなこと 探題(たんだい)重要な地域の地方官 嘆美(たんび)感心してほめること、嘆賞 鍛冶(たんや)きたえること 胆略(たんりゃく)大胆で思慮深いこと 馳(ち)はせる 地角(ちかく)遠く隔たった土地のはて 地祇(ちぎ)大地の神、地上の神 馳駆(ちく)奔走すること、競争すること 笞杖(ちじょう)笞で打つ刑と杖で打つ刑 置酒(ちしゅ)酒盛り 知足(ちそく)足るを知ること 褫奪(ちだつ)官職をとりあげること 蟄伏(ちっぷく)閉じこもっていること 馳突(ちとつ)突進すること 仲(ちゅう)第二番目の兄弟 中外(ちゅうがい)国の内外 厨人(ちゅうじん)コック 惆悵(ちゅうちょう)嘆き悲しむ、失意のさま 厨夫(ちゅうふ)調理場で働く男。料理人 稠密(ちゅうみつ)多く集まっている 誅戮(ちゅうりく)罪ある者を殺すこと 肇基(ちょうき)基礎を作る 重器(ちょうき、じゅうき)貴重な道具 長蛇を逸する 惜しいところで大物をとり逃がす。好機をのがす 潮紅(ちょうこう)紅色のさすこと、赤らむこと 重畳(ちょうじょう)この上なく満足であること 稠人(ちょうじん)人口が多いこと 沖寂(ちゅうせき)奥深くひっそりとして静かなこと 悵然(ちょうぜん)失望して恨み嘆くさま 諜知(ちょうち)秘かに事情を探って知ること 彫鏤(ちょうろう)彫刻や玉をはめ込んでかざること 儲君(ちょくん)王の世継ぎ 猪勇(ちょゆう)向こう見ずな勇気 血を啜る(ちをすする)血をすすって堅く誓うこと 沈毅(ちんき)沈着剛毅の略 沈吟(ちんぎん)深く考え込むこと 珍羞(ちんしゅう)珍しい食べ物や料理 陳訴(ちんそ)事情を述べて訴えること、疏陳 陳弁(ちんべん)弁解すること 沈湎(ちんめん)飲酒にふけりすさむこと 沈淪(ちんりん)おちぶれること 鎮和(ちんわ)しずめやすらぐこと 潰える(ついえる)敗走する 追及(ついきゅう)追いつくこと 追蹤(ついしょう)あとをつけること 追躡(ついじょう)追跡 追尊(ついそん)死後に尊号を送ること 痛心(つうしん)心を痛めること 追弔(ついちょう)死者の生前をしのんでとむらうこと 潰やす(ついやす)敗走させる 続き合い(つづきあい)親類の関係 底止(ていし)とどまる 亭榭(ていしゃ)あずまや。見晴らし台 鼎沸(ていふつ)天下が乱れること 亭々(ていてい)高くそびえ立つさま 涕涙滂沱(ているいぼうだ)涙がとめどなく流れるさま 手傷(てきず)戦闘で受けた傷 |
適帰(てっき)行ってたよること
徹宵(てっしょう)徹夜 撤する(てっする)取り除く、取りのける 鉄桶(てっとう)鉄製のおけ。防備や団結が堅固でつけいるすきがないことのたとえ 頂辺(てっぺん)天辺 てつ礼(てつれい)酒を注いで地を祭る 手取り(てとり、てどり)相撲で、わざに巧みなこと 天譴(てんけん)天のとがめ 恬然(てんぜん)平気なこと 点頭(てんとう)うなずくこと 諂諛(てんゆ)おもねりへつらうこと 殄滅(てんめつ)ほろぼしたやすこと 天に沖[冲]する(てんにちゅうする)空高く上がる 天稟(てんぴん)天性 典物(てんぶつ)質ぐさ 偸安(とうあん)目先の一時逃れ 騰越(とうえつ)おどりあがること 東道(とうどう)東道の主の略、客の世話や案内をする人 当年(とうねん)その昔 刀筆(とうひつ)記録係 同気相求む(どうきあいもとむ)気の合う人は互いに親しみ集まる 統馭(とうぎょ)統御 逃竄(とうざん)逃げ隠れる 道聴塗説(どうちょうとせつ)いい加減な受け売り 湯沐(とうもく)湯を浴びて髪を洗うこと 陶冶(とうや)育てること 党与(とうよ)仲間、徒党 当路(とうろ)重要な地位にいること。また、その人 左右(とかく)あれやこれや。なにやかや。いろいろと 弩機(どき)投石機 督軍(とくぐん)将軍のこと 得度(とくど)仏門にはいって僧や尼になること 特免(とくめん)特別に免除するここと 特立(とくりつ)衆にぬきんでていること。他にたよらないこと 刀自(とじ)主婦、老女 徒爾(とじ)いたずらに、むだに 徒渉(としょう)渡渉、歩いて水を渡る 徳器(とっき)身にそなわっている能力 蠹毒(とどく)害毒を与えること 遏める(とどめる)止める 徇える(となえる)従える 堵に安んずる(とにやすんずる)現在の居所に安んじている、安堵 帷を垂れる(とばりをたれる)塾を開いて弟子を教えること 鳥屋に就く(とやにつく)宿屋にこもる 都邑(とゆう)繁栄したにぎやかな都市、都と村 艫(とも)船尾 堵列(とれつ)垣のように並び立つこと 遁竄(とんざん)遯竄、逃げ隠れる、逃げうせること 遁辞(とんじ)逃げ口上 内帑(ないど)君主が所有する財貨 抛つ(なげうつ)投げ捨てる 生若い(なまわかい)年が足らず未熟である 賑わす(にぎわす)ほどこして豊かにする、富ませる 北ぐる(にぐる)逃げる 二心(にしん)ふたごころ。不忠な心。あだしごころ 肉羮(にっこう)吸い物に鳥獣の肉を入れたもの、肉汁 乳臭(にゅうしゅう)経験のとぼしい者を悪くいう語 抜き連れる(ぬきつれる)大勢の者がそろって刀を抜く 偸む(ぬすむ)盗む 布子(ぬのこ)木綿の綿入れ、麻布のあわせ 佞幸(ねいこう)こびへつらう人、お気に入り 佞臣(ねいしん)口先がうまく、心がねじけている家来 佞人(ねいじん)口先がうまくて人にへつらう、心のねじけた人 根差し(ねざし)心底、思わく 熱鬧(ねっとう)人のこみあって騒がしいこと 能事畢矣(のうじおわる)すべきことは全部し終えた 曩日(のうじつ)以前 遁れる(のがれる)逃れる 廃址(はいし)廃墟 敗衄(はいじく)戦いに負けること 配す(はいす)連れそう、夫婦になる、夫婦にする 陪食(ばいしょく)貴人と食事を共にすること 敗績(はいせき)大敗すること 敗頽(はいたい)やぶれくずれて、すたれること 擺脱(はいだつ)除き去る 背馳(はいち)背くこと、反対になること 破潰(はかい)破れついえること。破りくずすこと 計り無し(はかりなし)計りきれない 破却(はきゃく)めちゃめちゃにこわすこと 破鏡(はきょう)離婚 伯(はく)兄弟中の年長者、長兄 博施(はくし)広く施すこと 驀進(ばくしん)突進 白刃(はくじん)しらは 白皙(はくせき)肌の色の白いこと 拍節(はくせつ)アクセントの周期的反復 驀然(ばくぜん)まっしぐら 白壁に微瑕(はくへきにびか)玉にきず 端無く(はしなく)思いがけなく 幕下(ばっか)家来、手下 跋渉(ばっしょう)諸国を遍歴する 発足(はっそく)旅などに出発すること 罰利生(ばつりしょう)罰とご利益と 纏頭(はな)芸人に与える祝儀 阻む、沮む(はばむ)くじけ止む、ひるむ 早打ち(はやうち)馬を馳せて急を知らせること。その使者 万機(ばんき)政治上の仕事 蟠屈(ばんくつ)とぐろを巻いている、かがむ 反告(はんこく)反訴 万斛(ばんこく)多いこと 盤根錯節(ばんこんさくせつ)入り組んで処理に困難な事柄 繁縟(はんじょく)繁文縟礼、規則が多くてわずらわしいこと 反噬(はんぜい)追いつめられて噛みつくこと 輓馬(ばんば)車を引かせる馬 反復(はんぷく)心変わりして信義を破ること、繰り返すこと 繁文縟礼(はんぶんじょくれい)形式を重んじて、手続きなどが面倒なこと 煩累(はんるい)面倒 非違(ひい)法に反すること 美果(びか)好結果 非議(ひぎ)論じて非難すること 挽物(ひきもの)ひき物細工、ろくろや旋盤をひいてつくったもの 匪躬の節(ひきゅうのせつ)身を顧みず君主につくすこと 瀰散(びさん)広く散らばること 秕政(ひせい)悪政 柄杓(ひしゃく) 匕首(ひしゅ)あいくち、短剣 直押し(ひたおし)しゃにむに押し進むさま 匹儔(ひっちゅう)匹敵すること、匹敵する相手、仲間 一籃(ひとかご)一篭 一口(ひとふり)一振 人交ぜ(ひとまぜ)他の人をまぜ加えること 菲薄(ひはく)薄いこと 披靡(ひび)ふるえ伏す、なびき従う 妃嬪ようしょう(ひびんようしょう)皇后以外の、天子の第二、第三夫人、女官 瀰漫(びまん)一面に広がること 日も足らず(ひもたらず)終日働いても時間が足りない 剽悍(ひょうかん)荒々しく強いこと、慓悍 剽軽(ひょうきん)気軽明朗であって滑稽なこと 表旌(ひょうせい)表彰 苗孫(びょうそん)遠縁の子孫 渺たる(びょうたる)遠くかすかなさま 漂蕩(ひょうとう)ただよう、さまようこと 漂漾(ひょうよう)だようこと 剽掠(ひょうりゃく)剽略、盗み取ること 比倫(ひりん)比べること 鄙吝(ひりん)けちなこと 卑陋(ひろう)下品でいやしいこと 殯宮(ひんきゅう)天子の棺を仮に安置する御殿 稟質(ひんしつ)生まれつきの性質、稟性、資質 品隲(ひんしつ)品定めすること 撫愛(ぶあい)いつくしみいたわること 布衣(ふい)庶民のこと 富家(ふうか)かねもち。ふか。ふけ 風教(ふうきょう)風習、習俗 諷する(ふうする)遠回しに言う、ほのめかす 風声鶴唳(ふうせいかくれい)少しの物音にも恐がって驚くこと 望風(ふうをのぞむ・ぼうふう)勢力の強いことを遠くにいて知ること 斧鉞(ふえつ)おのとまさかり、罪人を斬り殺す刑具 赴援(ふえん)援助に赴くこと、助けに行くこと 不可抗(ふかこう)人の力ではどうしようもないこと 不軌(ふき)法律を守らないこと、謀反を起こすこと 腐朽(ふきゅう)腐ること。朽ち果てること 怖懼(ふく)怖れること 伏惟(ふくい)伏しておもんみる、つつしんで考えますに 復辟(ふくへき)王位に復帰させること 覆轍(ふくてつ)先人の失敗のあと、二の舞い 輻輳(ふくそう)方々から集まること、混みあうこと 銜む(ふくむ)口にくわえる 復命(ふくめい)命令を受けて行なった事柄の経過や結末を報告すること 覆滅(ふくめつ)くつがえり滅ぶ、くつがえし滅ぼすこと 浮誇(ふこ)はででおごっていること 武庫(ぶこ)武器をおさめるくら、武器庫 斧鑿(ふさく)おのとのみ、小細工 不参(ふさん)行事や式典などに出席しないこと 不日(ふじつ)幾日もたたないこと。日ならず。まもなく 撫恤(ぶじゅつ)いつくしみあわれみ、物をめぐむこと 扶助(ふじょ)助力 扶植(ふしょく)勢力などをしっかり根づかせる 不所存(ふしょぞん)考えの間違っていること 不斉(ふせい)そろわないさま、不整 祓禊(ふつけい)けがれをはらうため川で身を清める行事。みそぎ 祓除(ふつじょ) 神に祈って、けがれ・災いをはらい除く 怫然(ふつぜん)むっとして怒ること 俯伏(ふふく)うつむき伏す、うなだれる 武辺者(ぶへんしゃ)勇敢な武士。武事にすぐれた人。ぶへんもの 不例(ふれい)ご病気 踐む(ふむ)位につく、践祚(せんそ)〔天皇の位をうけ継ぐこと〕 憤恚(ふんい)憤慨 墳塋(ふんえい)はか、墓所 忿激(ふんげき)憤激、多いに怒る 憤嫉(ふんしつ)いきどおりねたむこと 忿怒(ふんぬ)憤怒 吩咐(ぶんぷ)目下の者にいいつけてやらせる。分付 紛乱(ふんらん)まぎれみだれること。混乱 聘(へい)招き 睥睨(へいげい)横目でにらむこと、にらみつけて勢いを示すこと 兵甲(へいこう)兵士。兵隊 平沙(へいさ)平らかな砂原。へいしゃ 斃死(へいし)たおれ死ぬこと。のたれじに 嬖妾(へいしょう)君主のお気に入りの愛人 兵仗(へいじょう)兵器。武器 兵燹(へいせん)戦争のために起る火事、兵火 平調(へいちょう)おだやかな調子。平常の調子 弊風(へいふう)悪習 嬖妃(へきひ)お気に入りの妃 舳(へさき)舳先、船首 別墅(べっしよ)別荘 変怪(へんかい)ばけもの 冕冠(べんかん)天子が儀礼の際にかぶる冠 弁口(べんこう)弁舌 遍身(へんしん)全身 弁疏(べんそ)弁解 貶黜(へんちゅつ)官位をおとしてしりぞけること。へんちつ 偏頗(へんぱ)えこひいき 褊裨(へんぴ)副将、補佐、偏裨 辺幅(へんぷく)みえ、外観 便便(べんべん)何もしないで無駄に時間を過ごすさま 弁妄(べんもう)説き聞かせて明らかにする 袍(ほう)綿入れ、ガウン、上着 防遏(ぼうあつ)防ぎ止めること 奉安(ほうあん)神体・仏像などを一定の場所にすえ置くこと 豊衍(ほうえん)豊かであり余ること 崩潰(ほうかい)崩壊 放還(ほうかん)はなちかえすこと。釈放 謀議(ぼうぎ)計画し相談すること。計画の相談 報仇(ほうきゅう)しかえしをすること 棒組(ぼうぐみ)仲間、相棒 放遣(ほうけん)放して逃がす 邦国(ほうこく)くにぐに。諸国 暴虎馮河(ぼうこひょうが)無謀で命知らずなこと 鋩子(ぼうし)刀剣のきっさきの焼刃のこと 方処(ほうしょ)方位と場所 亡状(ぼうじょう)無礼な態度、無礼な言行 謀臣(ぼうしん)はかりごとのたくみな家来、君主の顧問 鋒刃(ほうじん)武器の鋭い刃 卜する(ぼくする)占い定める、選定する 奉ずる(ほうずる)まかなう、あてがう 方寸(ほうすん)心中、胸中 尨然(ぼうぜん)大きいこと 崩そ(ほうそ)崩御、崩歿 鋒鏑(ほうてき)武器のこと 蓬頭(ほうとう)みだれた頭髪 澎湃(ほうはい)水のみなぎる様子 鋒鋩(ほうぼう)鋭い気性 歩騎(ほき)歩兵と騎兵 墓碣(ぼけつ)墓石 鋒(ほこ)矛、戟 勃然(ぼつぜん)むっとして怒ること 発頭人(ほっとうにん)事をくわだて起こした人、張本人、首謀者 逋播(ほは)他国に逃れさまよう 暮夜(ぼや)夜 翻筋斗(ほんきんと)もんどりうつこと 奔竄(ほんざん)走り逃げる 奔湍(ほんたん)川の水流の急な所。早瀬 奔馳(ほんち)かけ走ること 奔命(ほんめい)君命にしたがって忙しく奔走すること 眉毛を読まれる(まゆげをよまれる)自分の心中を人に察知される 昧爽(まいそう)未明、明け方 埋伏(まいふく)待ち伏せすること、したまち 磨損(まそん)機械などが、摩擦によってすり減ること 罕(まれ)稀なこと 蹣跚(まんさん)よろめくようす 幔幕(まんまく)幕のこと 御稜威(みいづ)神・天皇などの威光 禊祓(みそぎはらえ、けいふつ)人々の罪やけがれを除き去る神事 冥護(みょうご)神仏の加護 無碍(むげ)自由なこと 無根(むこん)事実がない、よりどころがない 無慚(むざん)残酷なこと 無二無三(むにむざん)ひたすら 無理往生(むりおうじょう) 無理におしつけて承知させること 召具(めしぐ)召し連れること。伴うこと 夢寐(むび)眠って夢を見ること 面晤(めんご)向かいあって話すこと。面会 免黜(めんちゅつ)罷免すること 猛悪(もうあく)勢いが強くしかも悪いこと 網罟(もうこ)あみ 黙す(もだす)ほうって置く 須いず(もちいず)・・するに及ばず 覓める(もとめる)求める 揉む(もむ)入り乱れて押し合う 門鑑(もんかん)門の出入りの許可証 問罪の師(もんざいのし)罪を問いただすために差し向ける軍隊 門前雀羅(もんぜんじゃくら)訪れる人が少ないこと 門葉(もんよう)家柄 刃を迎える(やいばをむかえる)簡単に事が進むこと 矢柄(やがら)矢の幹 矢頃(やごろ)矢を射当てるのにちょうど都合のよいほどの距離 矢来(やらい)竹や丸太を縦横に荒く組んで造る仮のかこい 尤(ゆう)他よりすぐれている 役儀(やくぎ)つとめ 薬餌(やくじ)薬のこと 扼す(やくす)押さえる 夜前(やぜん)前日の夜。昨夜 揶揄(やゆ)からかうこと。からかい 悒(ゆう)うれえる 悒鬱(ゆううつ)憂鬱 勇怯(ゆうきょう)勇気のあることと臆病なこと 憂虞(ゆうぐ)うれえ恐れる 有司(ゆうし)役人 憂思(ゆうし)うれえる心、憂心 優倡(ゆうしょう)俳優、役者 憂悶(ゆうもん)うれいもだえること 憂懼(ゆうく)恐れ 誘掖(ゆうえき)導き助けること 幽居(ゆうきょ)俗世間を避けて物静かな所に引きこもって暮すこと 祐筆(ゆうひつ)文書・記録のことをつかさどった武家の職名。文章の上手な人 宥免(ゆうめん)罪を大目にみてゆるすこと。宥恕 有要(ゆうよう)有用、緊要、大切 輸贏(ゆえい)勝敗 愉色(ゆしょく)優しい顔つき 容す(ゆるす)許す 庸器(ようき)庸才、平凡な才能 佯狂(ようきょう)気違いのふりをすること 要撃(ようげき)待ち伏せして攻撃すること 邀撃(ようげき)迎え撃つ 要す(ようす)待ち伏せする 余蘊(ようん)あまり 膺懲(ようちょう)懲らしめること 揚言(ようげん)公然と言うこと 俑を作る(ようをつくる)悪例を開くこと 庸劣(ようれつ)平凡で劣っていること 翼翼(よくよく)慎重にするさま 抑損(よくそん)おさえてひかえめにすること。へりくだること。 余子碌々(よしろくろく)残りの者は役に立たないこと 攀ずる(よずる)よじ登る 余喘(よぜん)虫の息 余輩(よはい)わたし 輿望(よぼう)世間の人望 騾(ら)ラバ 磊磊(らいらい)石が多く積み重なっているさま。心が広く小事にこだわらないさま 落想(らくそう)思いつき 絡頭(らくとう)髪が乱れないように頭にまとう布 落魄(らくはく)落ちぶれること 濫賞(らんしょう)みだりに人をほめること 濫觴(らんしょう)みなもと、物事の始まり、起源 乱杙(らんぐい)杭をやたらに打ちそれに縄をはり巡らしたもの 瀾濤(らんとう)大波。瀾波 梨果(りか)ナシの果実 裏海(りかい)カスピ海 離間(りかん)相互の仲をさくこと。仲たがいさせること 利器(りき)便利な機械や器具 利刃(りじん)鋭いやいば 隆準(りゅうせつ)高い鼻柱 流俗(りゅうぞく)世俗の人 流涕(りゅうてい)涙を流すこと 流連(りゅうれん)楽しみにふけって帰宅することを忘れる 陵夷(りょうい)次第におとろえること 流亡(りゅうぼう)故郷を離れて方々をさまようこと。流浪。るぼう 領承(りょうしょう)物事のわけを聞いて納得する 両々(りょうりょう)二つとも、二つずつ 膂力(りょりょく)筋肉の力 綸巾(りんきん)頭巾 淋漓(りんり)元気いっぱいな、したたるさま、淋離 牢乎(ろうこ)牢固、かたいこと 郎巒(ろうらん)高い峰のこと 戮力(りくりょく)協力 旒(りゅう)旗を数えることば 隆替(りゅうたい)盛衰 両儀(りょうぎ)宇宙の二つの対立物、陰と陽。天と地 諒恕(りょうじょ)思いやってゆるす 領す(りょうす)自分のものとして手に入れる 両端を持す(りょうたんをじす)二つのうちのどちらとも決心がつかない 寥寥(りょうりょう)ものさびしいさま。数の少ないさま 凛冽(りんれつ)寒気のきびしいさま 累(るい)好ましくないかかわり、悪い影響、迷惑 羸(るい)疲れ 誄(るい)死者生前の功徳をたたえて哀悼の意を表す詞。しのびごと 羸弱(るいじゃく)疲れて弱い 縲紲(るいせつ)罪人となり捕らわれること 塁壁(るいへき)とりでのかべ。とりで 霊異(れいい)すぐれて不思議なこと。霊妙 鴒原の情(れいげんのじょう)兄弟愛のこと 癘刻(れいこく)冷酷 励声(れいせい)声をはりあげること。大喝(たいかつ)すること 礼譲(れいじょう)礼を厚くしてへりくだること 伶人(れいじん)楽人、音楽を奏する人 令ずる(れいずる)命令する 霊地(れいち)霊場、霊験あらたかな土地 礼物(れいもつ)謝礼としての贈物 列焔(れつえん)列炎、つらなる炎 連亘(れんこう)長く続くこと 鹵(ろ)奪うこと 蘆葦(ろい)あし、よし 牢記(ろうき)しっかり心に留めておくこと 陋居(ろうきょ)むさくるしくて小さい家 癆症(ろうしょう)労咳、肺結核 玷物(ろうずもの)きずもの 壟断(ろうだん)独り占めすること 蘆管(ろかん)あしの茎 鹵簿(ろぼ)天子の行列 ろう磨(ろうま)みがくこと 籠絡(ろうらく) 他人を巧みにいいくるめて、自分の思うとおりにあやつる。他人をまるめこむ。 六根(ろっこん)六識を生ずる六つの感官、眼・耳・鼻・舌・身・意の総称 鹵掠(ろりゃく)かすめ取る 論罪(ろんざい)半神を審理して刑法の適用を決めること 若殿原(わかとのばら)若い殿たち 嫩葉(わかば)若葉 業物(わざもの)名人が鍛えたよく切れる刃物 和輯(わしゅう)和集、和らぐこと 和衷(わちゅう)心を合わせて一緒に事をすること、和解 話柄(わへい)話の種、話題 割り前(わりまえ)分け前 |
参考文献:漢語林(大修館書店)漢和中辞典(角川書店)漢字源(学習研究社)新潮国語辞典(新潮社)広辞苑(岩波書店)大辞林(三省堂)成語林(旺文社)明解國語辭典復刻版(三省堂)日本国語大辞典(小学館)
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